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建材にはあっても家具にはないもの
子供用の椅子を作りました。
職人さんがつくるようにはいきませんがまずは安全なものを
使わせたいとの想いから製作しました。
材料は当社でお勧めしている野村式薫煙熱処理で乾燥された無垢の杉板です。
現場で出た床材の切れ端で作りました。
無垢の木を仕様、接着剤不使用、塗料はお米からつくられた100%自然素材のキヌカを
使用していますのでVOC(揮発性化学化合物、シックハウス症候群の原因物質とされています)
は発生しませんので安心して子供に使えます。
ちなみに今までの椅子はこちら
しつこいインド人に押し切られて買ったしまった太鼓の小さい方です。
(2つも買ってしまいました・・・)
高さが丁度良かったようで気付いたら座っていました。
ご存じかどうかはわかりませんが家具についてはシックハウス症候群についての
規制がありません。建物の内装には規制があっても家具にはないのです。
家具は内装建材と同じように人にごく近いところに位置する事がほとんどなのに
おかしな事です。
ちなみにキッチンの収納は例え備え付けであっても家具扱いになり、内装制限を
受けません。F☆☆☆☆(Fフォースター)製品すら使われる事がない場合があります。
F☆☆☆☆(Fフォースター)はJAS又は国土交通大臣認定により等級付けされる
シックハウス対策製品の最高等級ですが、厚生労働省による濃度指針値のある物質13種類の
たった2種類しか規制されていません。
いくらF☆☆☆☆(Fフォースター)製品でつくられた部屋でも私は体の調子が悪くなります。
規制がなく何が使ってあるかわからないような家具はこわくて使えません。
さらに子供が使うものならなおさらです。
本当に安全な住まいを求めるなら家具にも目を向ける事が必要です。