価値観 〜家が傷つくのと住んでいる人が傷つくのとどっちが良い?〜

私は床材等の内装材に無垢の杉材を使用する事をお勧めしています。

理由は沢山あるのですがそのひとつに「柔らかい」

という点があります。

 

しかし「床材は杉が良い」と私が言うと

「いや〜でも杉は傷がつきやすいだろう、柔らかいから」

と言われる事があります。

 

私はそれのどこがだめなんだ、と考えています。

 

杉の適度な柔らかさは住んでいる人にとってとても優しいのです。

適度なクッション性があり歩く時はもちろん座布団等を使わず

直接座っている時もお尻が痛くなりにくいです。

ひざを患っているお年寄りが床材を杉の無垢材に張り替えたところ

ひざの痛みがなくなった、という話もあるそうです。

 

私はよく

「家が傷つくのと住んでいる人が傷つくのとどっちが良いですか?」

という話をします。

 

例えば最近の自動車は人と衝突した時にショックを和らげるために

わざとバンパー等を柔らかく造ってあります。

 

「車が傷つきにくい」より「人が傷つきにくい」という方にその

価値観を置いているのです。

 

以前のブログにも書きましたユーザーのニーズ調査で「健康」が最下位であったという事は

その価値観を表しているのだと思います。

 

住宅に対しての価値観もそろそろ変わっていかないといけない、

そしてその価値観は私達作り手側から変わっていくべきだと考えています。

 

なぜなら私達はそれを仕事としているプロだからです。

私達から価値観を変え、発信していかなければいけないと考えています。

 

何でもそうですがその道のプロの意見を人は参考にします。

だからプロが間違った事を発信しているとその間違いが広まります。

 

国が安全だと言っているだけでそうではない建材を安全だと言って

お客様に提供しているような住宅業界はおかしいです。

 

他の先進国の住宅は100年前後もつのに

たった30年足らずしかもたない日本の住宅はおかしいです。

 

他の国にはきちんとした基準値があるのに

日本では有害電磁波の問題が野放しにされているのはおかしいです。

 

やっぱりプロの人の言葉をそうでない人は信じますよね。

 

じゃあやっぱり私達が本当の事を知ってそれを発信していく事が

価値観を変えていく事の第一歩だと思います。

 

 

 

 

 

 


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