鍼治療の話から飛躍して人間の脳の特性のはなし

少し前に腰と膝を痛めて鍼治療に通ってると書きましたが
あれから続けて通っており先日3回目の治療が終了しました。
経過は、というと順調に良くなってきています。
恐らくあと数回で完治するのではないかと思われます。

鍼治療には痛みを伴うものと
痛みを伴わないものとあるようなのですが
私の通っているところは
痛みを伴う治療法です。

痛めている筋肉に直接針を突き刺すので割と痛いです。
凝り固まった筋肉がさらに収縮してつったような痛みがあります。

しかしだからこそ効くのだと先生はおっしゃっていましたし
実際に効いて治ってきています。

そこで疑問になってくるのがなぜそれで治るのか、
ということです。

針治療には患部に気が集まっていないから
治らないとい、患部に気が集まれば治る、
という考え方があり、
鍼を打つ事によりそこに気が集まるので治る、
という事だそうです。

なるほどなんとなくわかったような気がしますが
イメージというか右脳的にはわかったって感じです。

本当はそこが大事でそれで十分なのでしょうが
まだまだオールドタイプ?(笑)なのか理屈、左脳でも
わかりたいって思うタチですのでもうちょっと考えてみました。

その結果勝手に、
鍼を刺す事によって患部を治さなければならない、と
身体が気付き、本来持っている自然治癒力がきちんと働き、
結果治っていく、と解釈しました。

なので治療を行う前は意識では「治りたい!」
って思ってても、身体は
「別に痛くても生きていけるし別にわざわざ
治すためにそこにエネルギー使わなくても良い」
と判断している状態なのではないかという事です。

そこでグサーっと鍼を打つことで筋肉を収縮させ
痛みを感じさせることにより
「ここはちゃんと治さなえらいことになる!」
って身体に気付かせ、自然治癒力で治す、ということです。

そんな事考えてると似たようなことが
人間の脳の特性にもあるって事を
思い出しました。

「脳は基本的には変化を嫌う」
という事を私のお師匠から以前学びました。

現状で生きていけているので、より良く生きていける可能性がある変化
が目の前にあっても、悪くなる可能性を嫌い、その悪くなる可能性を
優先させ変化する行動をさせないようにする、という特性です。

目の前にめちゃくちゃ美味しそうな肉があるけど
自分と肉との間にはちょっと頑張って飛べば
越えられそうな深い谷がある。

ちょっと頑張れば越えられそうな谷なので
成功する可能性は高い。

でも落っこちて死ぬ可能性もわずかにある。

別に肉食べなくても生きていける。

とにかく生きぬく、という事が動物の本能にはある。

確かにその本能に従えば「飛ばない」になるのでしょう。

わからんでもないです。

でもせっかく生きてるんだし美味しいお肉食べたいです。

話が鍼からだいぶそれましたがそんな事思いました。


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